霊長類などの向社会性(他者に利益を与える性質)を図る際に用いられる向社会性選択課題PCTを魚類であるコンビクトシクリッドに対して実施したらどうなるか調べてみました。結果、繁殖パートナーであるペア雌に対して実験個体(オス)は「自分とペア雌、両者が餌をもらえる選択肢」を好むことが明らかになりました。また、彼らの選択は実験パートナーが誰であったといった社会的条件によっても変化しました。これらの結果は霊長類の結果と類似しています。Nat commの二分野でEditor’s Featured Articlesに選ばれました! ヤッタネ‼
about me
佐藤 駿
Shun Satoh
専門
行動生態学・比較認知科学・進化生物学・魚類学
魚類(特にカワスズメ科魚類)を対象とした、行動・認知・進化に関わる研究を行っています。特に最近は魚類の親子間相互作用・粘膜給餌行動・協力と対立・向社会性・情動に着目し研究を行っていて、野外調査は主にザンビア(タンガニイカ湖)やブラジル(アマゾン川)で行っています。不在も多いですが、公演などの依頼も承っております。
INFOMATION
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近況2019/01/20
論文の紹介2018/09/23
論文の紹介2018/05/09
最近の科学論文(主著)
The functional role of sibling aggression and “best of a bad job” strategies in cichlid juveniles
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