はじめまして。自己紹介。

ディスカス

自己紹介です。

本ブログは、熱帯魚の王様ディスカスの情報を発信するという名目のもと
適当にあることないこと、思うことを書き吐き出す場であります。
ディスカスやその他の魚類の情報および僕 (佐藤駿)の怠惰と惰性に満ちた
誰も得しない情報を発信していきたいと思います。

よろしくお願いします。ちなみに年一回以上の更新を目標としております。

自己紹介

旧ブログ執筆時は、山口県水産大学校に所属していました。
現在は、大阪市立大学理学研究科に所属しています。
根っからの気持ちよくないお魚オタクです。

魚類の研究者を目指しています。
当初は単純に魚と戯れたいという
短絡的かつ原始的かつ知性のかけらもない欲求として
研究を始めたわけですが、今は魚類という分類群をとおして
『生物』の理を覗く…そんな研究をしていきたいと思っています。
一方、対象種を舐めまわすように愛するオタクでありたいとも
思っています。

主に対象種はカワスズメ科魚類で
フィールド調査と飼育実験を並行して行っています。
魚類の[繁殖生態や対捕食者行動、形態の適応・社会構造・社会認知能力]
の研究をしています。

私歴

1990/04/16: 孵化
1993/**/**: 自動車など乗り物に夢中
1994/**/**: 岐阜県郡上八幡のトウセンジ川にて生き物の魅力に取り付かれる
1995/**/**: ダイニングテーブルにヒキガエルをのせ、バー様の説教をうける
1995/**/**: リビングルームにギンバエを放しバー様り説教を受ける
2001/**/**: アピストグラマに夢中
2003/02/**: 中学受験で第一志望に落ち落胆するもアピストグラマ・ジュルエンシスを父親に購入してもらい復活。第二志望であった私立成城中学合格
2003/04/01: 私立成城中学に入学、水槽と吹奏を間違え吹奏楽部でファゴットを吹くことに
(さかなクンと全く同じ経緯での入部ですが、私は悉く全く音楽センスを持ち合わせていなかった)
2006/**/**: ハードワンで初めてディスカスと出会い購入
2007/04/**: DAHCに入会。円盤な青春を開始。尊敬すべき諸先輩方に手ほどきをうける
2007/07/30: 初めてのワイルドディスカス繁殖成功(マタリンパ×ヤムンダ)
2009/03/**: ボツダメ宣言受諾。受験勉強無条件降伏。浪人時代突入

2010/04/01: 水産大学校入学。(部活: AQRAS[水の生き物研究会] 学科: 海洋生産管理)
2010/**/**: 広島B-Hに週間隔でローカル線で行き入り浸る
2012/08/**: 憧れのアマゾンでディスカスとアピスト採集
2014/03/22: 水産大学校卒業 [卒論: サバ科魚類稚魚の種判別法]
2014/04/05: 大阪市立大学大学院 理学研究科入学
2014/09/01〜2014/12/29: タンガニーカ湖でのシクリッド生態調査 [main: N. furcifer]
2016/03/22: 大阪市立大学理学研究科前期博士課程修了
[修論: Sibling competition and snail masquerade of the substrate brooding cichlid Neolamprologus furcifer young in Lake Tanganyika]
2016/04/01: 大阪市立大学理学研究科後期博士課程進学
2017/04/01: 日本学術振興会 特別研究員 (DC2) 
2019/03/22: 大阪市立大学理学研究科後期博士課程修了(理学博士)
[博論: Parental care strategies and sibling conflict of substrate-brooding cichlid Neolamprologus furcifer in Lake Tanganyika]
2019/04/01: 大阪市立大学理学部 特任助教

現在に至る。


[競争的資金獲得状況]
3. 2019年〜2021年, アマゾン侵水林において水域−陸域連関を駆動する生物間相互作用の解明(科研費, 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化B), 分担(代表: 湯本貴和, 京都大学))
2. 2019年〜学振PD採択に付き廃止, 魚類の向社会性の認知・生理基盤の解明(科研費, 研究活動スタート支援, 代表)1. 2017年〜2019年, 社会性魚類の顔認知や意図的だましの研究: 脊椎動物の社会認知の進化的期限を目指して(科研費, 特別研究員奨励費, 代表)

業績欄
[査読付き原著論文・紀報など]

  1. Satoh S, Awata S, Tanaka T, Lyndon AJ, Kakuda U, Hori M, Kohda M (2019) Bi-parental mucus provisioning in the scale-eating cichlid Perissodus microlepis (Cichlidae). Biological journal of the Linnean Society. accepted.
  2. Hotta T, Kawasaka K, Satoh S, Kohda M (2019) Fish focus primarily on the faces of other fish. Scientific reports, 9: 8377.
  3. Mushagalusa D, Awata S, Satoh S, Ota K, Hori H, Nshombo M, Kohda M (2019) Do Scales of the cichlid Altolamprologus compressiceps in Lake Tanganyika function as a morphological defence against scale-eating? Zoological Science. accepted.
  4. Satoh S, Ota K, Awata S, Kohda M (2019) Dynamics of sibling aggression of a cichlid fish in Lake Tanganyika. Hydrobiologia. 832: 201-213.
  5. Satoh S, Tanoue T, Mohri M (2018) Costs and benefits of biparental mucus provisioning in discus fish (symphysodon aequifasciatus). Ichthyological Research. 65: 510-514.
  6. Hotta T, Satoh S, Kosaka N, Kohda M (2017) Face recognition in the Tanganyikan cichlid Julidochromis transcriptus. Animal Behaviour, 127: 1-5.
  7. Satoh S, Takahashi T, Tada S, Tanaka H, Kohda M (2017) Parental females of a nest-brooding cichlid improve and benefit from the protective value of young masquerading as snails. Animal Behaviour, 124: 75-82.  [読売新聞・関西NHK・朝日子供新聞・New Scientistsで紹介された]
  8. Kohda M, Yamanouchi H, Hirata T, Satoh S, Ota K (2017) A novel aspect of goby–shrimp symbiosis: gobies provide droppings in their burrows as vital food for their partner shrimps. Marine Biology, 164: 22.
  9. Satoh S, Tanoue H, Sandrine R, Mohri M, Komatsu K (2017) Morphological and behavioral ontogeny in larval and early juvenile discus fish Symphysodon aequifasciatus. Ichthyological Research. 64:37-44. doi: 10.1007/s10228-016-0530-y.
  10. Satoh S, Tanaka H, Kohda M (2016) Facial Recognition in a Discus Fish (Cichlidae): Experimental Approach Using Digital Models. PLoS ONE, 11(5): e0154543. doi:10.1371/journal.pone.0154543 [毎日新聞・産経新聞などで紹介された]
  11. 田上英明, 毛利雅彦, 立脇英明, 梶川和武, 佐藤駿, 中村武史, 川崎潤二, Sandrine Ruitton, 水口千津男, 濱野明, 吉田和正 (2014) LED水中集魚灯を装着した定置網の漁獲に関する報告 –島根県浜田市における定置網漁業の試行事例, 水産大学校研究報告, 63, pp69-8
  12. Tanoue H, Satoh S, Kamano T, Shimojo M, Fukami K, Enoshima T, Shimooka N, Goto H, Fukuda H, Mohri M (2014) Morphometry and the determination of the discriminant for distinguishing the three scombrid fish species at the juveniles stage. Journal of National Fisheries Univesity, 63, pp49-55.
  13. Mohri M,Sakaki T,Ohgaki R,Kamano T,Enoshima T,Gotoh Y, Satoh S (2014) Biodiversity as observed from catch size differences between longtail tuna and other commercial fish species caught with set net off Futaoi Island (western Sea of Japan), Fisheries Engineering, 50, pp213-218.
  14. 佐藤駿, 田上英明, 塚野拓人, 福田漠生, 山根猛, 江野島岳友, 毛利雅彦 (2014) 日本海におけるクロマグロ・コシナガ・マルソウダの稚魚に対する線形判別分析を用いた種判別の試み, 数理水産科学学会誌, 11, pp75-85.

[学会発表など]

  1. 佐伯泰河・佐藤駿・安房田智司・幸田正典 (2020) ヘルパーになるのはどの個体?協同繁殖シクリッドの稚魚の分散様式ときょうだい間闘争, 日本生態学会全国大会, 愛知県・名古屋 (ポスター・査読なし) 
  2. 佐伯泰河・佐藤駿・安房田智司・幸田正典 (2020) 協同繁殖魚シクリッドにおける幼魚のきょうだい間闘争, 魚類生態研究会, 福岡県・福岡市 (ポスター・査読なし) 
  3. 佐藤駿・佐伯泰河 (2020) 対立の初期生生活史: タンガニイカ湖産シクリッドの親保護下の幼魚間攻撃の種間比較, 魚類生態研究会, 福岡県・福岡市 (ポスター・査読なし) 
  4. 守田昌哉・佐藤駿・佐伯泰河 (2019) タンガニイカ湖産カワスズメ科魚類の交雑と配偶システムおよび行動の関係性, 日本動物学会全国大会, 大阪府・大阪 (口頭・査読なし) 
  5. Satoh S (2019) Mucus provisioning in two cichlids from Lake Tanganyika and Amazonian waters, with future perspective. The 8th international workshop on Tropical Biodiversity and Conversation, Manus, Brazil. (口頭・査読なし) 
  6. 佐藤駿・田中宏和・佐伯泰河・堀道雄・守田昌哉・安房田智司・幸田正典 (2019) タンガニイカ・シクリッドのきょうだい間競争の進化, 日本生態学会全国大会, 兵庫県・神戸 (ポスター・査読なし) 
  7. 佐伯泰河・佐藤駿・安房田智司・幸田正典 (2019) タンガニイカ湖産カワスズメ科魚類における協同繁殖, 日本生態学会全国大会, 兵庫県・神戸 (ポスター・査読なし・優秀賞) 
  8. 佐藤駿 (2019) 今夜は(魚の)愛について語ろう: 魚類の人間的向社会性, 魚類生態学研究会, 山口県・水産大学校 (ポスター・査読なし)
  9. 佐藤駿 (2019) 肉食性カワスズメ科魚類によって維持される藻園の機能と幼魚の擬態, 魚類生態学研究会, 山口県・水産大学校 (口頭・査読なし) 
  10. 安房田智司・山内宏子・佐伯泰河・佐藤駿・十川俊平・幸田正典 (2018) エビ-ハゼ共生関係での新知見: お互いに給餌し合う関係だった, 日本動物行動学会大会, 京都, 京都大学 (口頭・査読なし) 
  11. Satoh S, Shibasaki M, Inaba S, Sogawa S, Hotta T, Kohda M (2018) Prosociality in a fish: Evidence from prosocial choice test in convict cichlid. Animal Sociology Seminar, Osaka, Japan. (口頭・査読なし) 
  12. Awata S, Yamanouchi H, Saeki T, Satoh S, Kohda M (2018) Novel aspects of goby-shrimp mutualism, Animal Sociology Seminar, Japan. (口頭・査読なし) 
  13. 佐藤駿 (2018) Neolamprologus furcifer幼魚の巻貝仮装: 母親によって強化されるその効果, 四国魚類研究会, 高知県・柏島 (口頭・査読なし)
  14. 佐藤駿・田中宏和・安房田智司・幸田正典 (2018) タンガニイカ・シクリッドNeolamprologus furciferのきょうだい間攻撃, 魚類生態研究会, 広島 (口頭・査読なし) 
  15. 佐藤駿・田中宏和・安房田智司・幸田正典 (2017) タンガニイカ固有種,鱗食いカワワスズメ科魚類Perissodus microlepisの両親性粘膜給餌, 日本魚類学会2017年度大会, 北海道大学, 函館 (ポスター・査読なし・最優秀ポスター発表賞) 
  16. 佐藤駿・稲葉誠司郎・芝崎桃子・堀田崇・幸田正典 (2017) 魚類の向社会性の実験的証拠 -魚類からヒトの利他性の起源を探る-, 日本動物行動関連学会・研究会 合同学会 “行動2017”, 東京大学, 東京 (ポスター・査読なし)  
  17. Hotta T, Kawasaka K, Satoh S, Kohda M (2017) Do fish see face: the first implication for face-viewing in fish, Koudou 2017, University of Tokyo, Tokyo (口頭・査読なし・発表賞)
  18. Satoh S, Inaba S, Kohda M (2017) Other-regarding preference in fish: Evidence from simple choice in the convict cichlid with biparental care. International Ethological Conference, Estoril, Portugal (口頭・査読あり)
  19. Hotta T, Kawasaka K, Satoh S, Kohda M (2017) Do fish see face: the first implication for face-viewing in fish, International Ethological Conference, Estoril, Portugal (口頭・査読あり)
  20. 佐藤駿・稲葉誠司郎・芝崎桃子・堀田崇・幸田正典 (2017) 魚類の社会選好性 -ヒトの利他性の起源は魚にアリ?-, 水生生物研究会, 宮崎大学, 延岡 (口頭・査読なし)
  21. 佐藤駿・太田和孝・幸田正典 (2017) なぜ基質産卵シクリッドNeolamprologus furcifer幼魚は互いに争うのか?, 日本生態学会全国大会, 早稲田大学, 東京 (ポスター・査読なし)
  22. 佐藤駿・幸田正典 (2017) 鱗食いシクリッド、ペリソウダスの粘膜給餌, 四国魚類研究会, 高知,宇佐 (口頭・査読なし)
  23. 佐藤駿・幸田正典 (2015) コンビクトシクリッドの向社会的行動, 脊椎動物の共感性の進化・神経基盤, 東京大学, 東京 (ポスター・査読なし)
  24. 佐藤駿・幸田正典 (2015) ペアで授乳するカワスズメ科魚類(ディスカス)の顔認知,脊椎動物の共感性の進化・神経基盤, 東京大学, 東京 (ポスター・査読なし)
  25. 佐藤駿・田中宏和・幸田正典 (2015) 基質産卵シクリッドNeolamprologus furcifer幼魚の仮装効果は保護親魚に波及する, 日本動物行動学会大会, 東京海洋大学, 東京 (ポスター・査読なし)
  26. 田上英明, 立脇英明, 佐藤駿, 梶川和武, 中村武史, 川崎潤二, 水口千津雄, 吉村和正, 濱野明, 毛利雅彦(2014)島根県浜田市沿岸におけるLED水中集魚灯を装着した定置網漁業の漁獲量変化.日本水産学会大会,北海道大学, 北海道 (口頭・査読なし)
  27. 佐藤駿, 田上英明, 塚野拓人, 福田漠生, 山根猛, 江野島岳友, 毛利雅彦 (2013) 日本海におけるサバ科魚類3種の種判別.数理水産学会学術公聴会,近畿大学,奈良 (口頭・査読なし)
  28. 佐藤駿, 田上英明, 塚野拓人, 福田漠生, 山根猛, 江野島岳友, 毛利雅彦 (2013) 日本海におけるクロマグロ・コシナガ・マルソウダの稚魚に対する線形判別分析を用いた計測形質抽出の試み.日本水産学会大会,三重大学,三重 (口頭・査読なし)

[査読]
Environmental Biology of Fishes
Journal of Ethology

[賞罰・その他]

  1. 海洋と生物, 商業誌への寄稿, 2020年, 2月.
  2. 神戸市立須磨海浜水族園 サイエンスカフェ,  2020年, 2月
  3. someone vol.48, インタビュー協力, 2019年, 8月
  4. 海洋と生物, 商業誌への寄稿, 2019年, 8月.
  5. 市民講演会 Aqua talking, 2019年, 3月.
  6. 日本生態学会全国大会 優秀ポスター発表賞, 神戸, 2019年, 3月.
  7. シンポジウム: 『自己』理解と『他者』理解: 脊椎動物において心的表象は共有されているか?『”Human-like” prosociality in a fish? Evidence from prosocial choice task in a convict cichlid』京都大学, 京都 1月.
  8. 大阪市立大学 生物地球系専攻生物分野大学院生会 研究交流会で口頭・ポスター発表2018年, 2月.
  9. 京都大学 動物生態学研究室ゲストセミナー『Dynamics of sibling aggression of a cichlid fish in Lake Tanganyika: Why dose fry attack each other?』2018年, 1月.
  10. 動物社会学研究会, 大阪市立大学, 大阪, 2018年, 1月.
  11. 大阪市立大学 生物学実習TA, 2017年, 12月.
  12. 取材協力, キワメテ!水族館『【ユーザー訪問】「呼吸するよりディスカスが好き」☆佐藤駿さん(大阪府住吉区)』 2017年, 11月. http://aquawz.com/archives/syun-sato
  13. 取材協力, キワメテ!水族館『【研究】魚はどこまで人間に近づくのか☆大阪市大の研究グループがみつけた「魚の顔認知」能力』 2017年, 10月. http://aquawz.com/archives/kaoninshiki
  14. 2017年度魚類学会 最優秀ポスター発表賞, 北海道, 2017年, 10月.
  15. 77回日本動物心理学会(KOUDOU2017) 優秀発表奨励賞, 東京, 2017年, 9月.
  16. 日本動物行動学会MailNewsにポルトガルで開催されたIEC参加の紀行文が掲載, 山口, 2017年, 8月.
  17. 日本学生支援機構奨学金半額免除, 2017年, 6月.
  18. 水産大学校 漁業計測学実習で一コマ担当, 山口, 2017年, 6月.
  19. 大阪市立大学 研究奨励金制度採用, 2017年, 4月.
  20. 動物社会学研究会, 大阪市立大学, 大阪, 2017年, 3月.
  21. 動物社会学研究会, 大阪市立大学, 大阪, 2015年, 12月.
  22. 取材協力, ディスカス完全飼育(誠文堂新光社, 東 隆司著, ISBN: 978-4-416-61357-3), 2013年.
  23. 環境教育に関するボランティア活動が下関市から表彰された, 2012年.